自賠責って？

自賠責にあなたは入ってる？

自動車の保険って、自賠責保険は強制保険でしょう。じゃあ、自動的に入っているのではないですか？

私も友人でも、「私は自動車保険は入っている」と言う人は多いけれど、「私は自賠責保険に入っています」と言う人はいないの。みんな強制保険を入らないでいるのでしょうか？

みなはともかくとして、私は自賠責保険＝強制保険に入っていないことは確かです。だって保険は嫌いだから、何も入っていないから。ですから、免許は持っていても、保険はないですから、運転はしないほうがいいですね。

この話を聞いて、どう思いますか？

実は、自賠責と任意保険の自動車保険とは対象が違うことを誤解しているのです。

任意保険は、主にドライバーに対して保険をかけるけれど、自賠責は車に対して保険をかけるのです。ですから、自賠責保険に入るのは、人間ではなくて、車が保険に入るのです。わかります？

ちなみに車検がある車だったら、ほとんど問題はなく自賠責に入ります。

問題は、２５０ｃｃ以下のバイクと原付は車検がないから、自賠責に入っていないことがありますね。それを見るのは、どうしたらいいって？

それは、ナンバーの所にシールがあるから、それを確認しましょう。
あっても、当然有効期限内であることも重要です。

でも、それだけではまだあぶないですよ。

加入するだけじゃなくて車に備え付けていなくちゃいけないんだったよね。つまり保険の書類がないと、30万円以下の罰金がかかるのです？

もし、保険に入ってなかったり、有効期限を過ぎていたら、１年以下の懲役または50万円以下の罰金と、さらに道路交通法違反の点数が6点となり、ただちに免許停止処分となります。

自賠責は必要なのはわかったですね。

じゃあ、自賠責に入っていれば事故をしても大丈夫ですか？そんなことはないよね。でも、何故かなあ？

そもそも自賠責って、保険料が少ないですね。

◆原付　（１２５cc以下）の自賠責保険料

　・１年：　６,９６０円

　・２年：　８,７９０円

　・３年：１０,５８０円

　・４年：１２,３４０円

　・５年：１４,０７０円

なるほど、これですべてをカバーできれば嬉しいけれど、そんなことはないですね。

でも、何がカバーできて、何ができないのだろう？

自賠責保険は、任意の保険に加入していなくても、基本的な対人補償だけでも出来るようにという目的によって設けられた保険なのです。

ですから補償されるのは対人ですから、事故の被害者の怪我や死亡だけです。

補償額も、車両によって一律に決まっています。

死亡補償額の上限は3,000万円、傷害補償額の上限は120万円となっています。

それゆえに事故を起こすと、自賠責保険だけでは、被害者に十分な補償をすることはできません。そのため、任意の自動車保険にも当然加入しています。

それに事故を起こせば、車も壊れているわけですから、修理代が掛かります。しかし、自賠責保険では補償されませんから、自費で支払はなければなりません。

結論を言えば、自賠責は強制で入る保険ですが、対人だけを補償して、その金額も少なく、あくまで最低補償しかできなくて、車も直すことはできない。

任意の自動車保険で、対人賠償保険、自損事故保険、対物賠償保険、無保険車傷害保険、搭乗者保険などを加入して補わなければなりません。

自動車損害賠償責任保険、通称自賠責保険は、バイクを含むすべての自動車が加入することを義務づけられている強制保険です。

普通は自動車や250cc以上のオートバイは、車検があるのでその時に契約更新を行いますが、250cc以下のバイクは車検がないので、知らない間に自賠責保険が切れていることがよくあります。もし未加入（期限切れ）の車を運転すると、50万円以下の罰金＋免許停止処分（違反点数6点）になります。

そういう時に自賠責に加入していない自動車は、どうしたらいいでしょうか？

もちろん保険会社に電話して申し込めば、書類を送ってくれるでしょう。

またコンビニや郵便局でも加入や更新手続きができます。

実は、自宅でも手続きができるのです。それはバイクや原付の自賠責保険に加入するのにはネットで簡単に、24時間365日、いつでも申し込めるのです。ただし、以下の条件に当てはまらないネットの自賠責は利用できません。

１．日本国内に居住する

２．クレジットカードを持っている

３．インターネットのメールの受信が可能である

４．バイクを使用するのは日本国内である

５．排気量が２５０cc以下のバイク（原動機付自転車・検査対象外軽自動車）である

あなたがネットで、このサイトを見ているわけですから、多分それを使うのが一番簡単な申込方法だと思います。

ただし、自賠責保険は、人身事故(対人賠償）のみを対象に補償していて、対物賠償事故や、運転者本人のケガ等はカバーできません。

それらの保険は任意加入の保険に入らなければなりません。